梅雨の訪れを感じる日々ですね☔
今回は、ジメジメ気分を吹き飛ばすような緑溢れる絵本🌳をご紹介します。
すでにご存知の方も多い本と思いますが
「おおきな きがほしい」
文:佐藤 さとる 絵:村上 勉
作者は佐藤さとるさん。
子どもの想像力をぐんぐん刺激してくれるようなお話をたくさん書かれていますが、
この本は、読み終わった後も”本当にできちゃう?こうしたらああしたら?”と想像してしまうようなお話です。加えて村上勉さんの魅力的なイラストが眺めているだけでも楽しくて、大人もついついじっくり見いってしまいます。
話は主人公のかおるがお母さんに話す
「おおきな おおきな 木があるといいな。」というつぶやきからはじまります。
かおるの欲しいと思っている大きな木は、木登りができるだけの木ではありません。
木登りができるくらい大きな木がうちにあったら、もちろんとっても素敵ですが、
かおるの木は登っていくと、かおる専用のお部屋もあって、動物や鳥たちのおうちや見はらし台まである木なのです!
かおるは考えます。
その木はお父さんとお母さんと妹のかよちゃんにも手伝ってもらってやっとかかえられるくらい、太い太い幹がなくてはいけません。
その幹にぽっかりあいた洞穴の中を通ってはしごを登っていくと、いきなりかわいい部屋の中にひょっこりはいります。それがかおるの木のおうちです。
かおるはそこでホットケーキをやいたり、本を読んだり、かよちゃんと遊んだりします。ホットケーキがこげたりしたら煙がでますので、えんとつもつけてあげましょう。
まだ三つのかよちゃんははしごを登れないかもしれませんから、ぶらんこのようなつりかごを作ってあげるつもりです。
その幹にぽっかりあいた洞穴の中を通ってはしごを登っていくと、いきなりかわいい部屋の中にひょっこりはいります。それがかおるの木のおうちです。
かおるはそこでホットケーキをやいたり、本を読んだり、かよちゃんと遊んだりします。ホットケーキがこげたりしたら煙がでますので、えんとつもつけてあげましょう。
まだ三つのかよちゃんははしごを登れないかもしれませんから、ぶらんこのようなつりかごを作ってあげるつもりです。
かおるの木にはりすやかけすややまがらたちが家を作って住んでいるので、かおるも梯子をのぼって挨拶しにいきます。
「そんな おおきな 木があるといいなあ。」
そういっておとうさんに自分で描いた大きな木の絵をみせながら話すと、お父さんはとても面白がって聞いてくれました。お父さんも昔、子どもだった頃同じようなことを考えたことがあったのです。
次の日曜日お父さんとかおるはほんとうに木をうえました。
最後のページ
植えた木の苗に水やりする かおるくんの表情はイキイキしてとても素敵です😊
植えた木の苗に水やりする かおるくんの表情はイキイキしてとても素敵です😊
佐藤さとるさんの絵本はどれも、想像力を目一杯つかって本を読むことの楽しさに気づかせてくれます。その魅力に惹かれて、かおるくんのように自分の望みや想像したものたちを説明書きつきで絵に描くことが子供時代、マイブームになったこともありました。
想像力と一緒に表現したい気持ちも刺激してくれる、そんな本でもあるような気がします。
オススメ絵本の枠を飛び越えてしまいますが、、
佐藤さとるさん&村上勉さんの著作といえば、コロボックル物語シリーズ「誰も知らない小さい国」は(当院にはまだ一冊も置けていないのですが)オススメとしてはずすことができない名作です。
佐藤さとるさん&村上勉さんの著作といえば、コロボックル物語シリーズ「誰も知らない小さい国」は(当院にはまだ一冊も置けていないのですが)オススメとしてはずすことができない名作です。
絵本版も出ているので小さいお子さんも楽しめると思うのですが、個人的には自分で本を楽しめるようになったお子さんに1冊ずつ読み進めていくのを楽しんでもらいたいです。
自分で本を読むことが苦手だった子供(私のことですが、、)でも「本の虫」にしてしまうような不思議な魅力をもった本なので、未読でしたら大人の方にも是非よんでみてほしい作品です。
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