サンタさんを描いた絵本は沢山ありますが、この絵本のサンタさんはとにかく優しくて おおらかでサンタはこんな風であってほしいな~という理想形のようなサンタさんです。
サンタ村の”日常生活”を垣間見ることができるという点でも魅力的なお話です。
(この絵本を愛読している友人の子どもは、挿絵のおもちゃ工場のおもちゃの中から
(この絵本を愛読している友人の子どもは、挿絵のおもちゃ工場のおもちゃの中から
毎年サンタさんにお願いするプレゼントを決めているそうです😊💓)
クリスマスまであと12日、大忙しのサンタ村で小人のぼうやビッレがサンタさんにとびきりすてきなプレゼントをあげようと考えます。
そこでクリスマスまで毎日びっくりするようなプレゼントを1つずつあげようするのですが
そこはマイペースでおっちょこちょいのビッレくん、全然うまくいきません。。
この絵本の素敵なところはそんなビッレの行動に対するサンタさんや大人たちの優しく大らかな反応です。
”思った通りのプレゼントにはできなかったけどサンタさんは喜んでくれたから大丈夫!”
ビッレの反応もまた大らかです。
サンタさんに作ってあげたクッキーだって美味しすぎてビッレは味見をしすぎたけど
サンタさんは「ありがとうビッレ。こんなにおいしいクッキーのかけらはひさしぶりじゃよ。」とにこにこ喜んでくれました。
傍目にはいたずらのようになってしまったプレゼントでもサンタさんにはなぜかビッレの気持ちがちゃんと伝わっているようでうれしくなります。
楽しいクリスマスパーティーの中、ビッレは最後のプレゼントのことをすっかり忘れてサンタさんの膝でひと休みするのですが、そんなビッレにサンタさんは
「こんなすてきなクリスマスプレゼントはないよ」と声をかけます。だからビッレの12のプレゼントはこれにて完了です。
「こんなすてきなクリスマスプレゼントはないよ」と声をかけます。だからビッレの12のプレゼントはこれにて完了です。
マイペースで愉快なビッレの楽しいお話とともに、誰かに贈り物をしたい気持ちが大切なんだねということを子どもたちに教えてくれるのではないかと思います。
大人目線では、できればサンタさんのように 12の贈り物全部に気づくことができるように子どもの気持ちを見逃さないようにいられたらいいなあと思わせてくれます。
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