2017年10月12日木曜日

おすすめ絵本3

「きいろいのはちょうちょ」
作・絵:五味 太郎













子どもの頃に好きだった絵本たちを思い浮かべると、
その内容の面白さというより、母や兄弟たちとのやりとりが
楽しくて記憶に残っているようなものがたくさんあります。
そのひとつが今回の本「きいろいのはちょうちょ」です。

この絵本は五味太郎さん作のしかけ絵本。
黄色いちょうちょの形に切り抜かれたページをめくってみると
現れるのは、ちょうちょとは似ても似つかない黄色いものたち。
それは工事現場のおじさんのヘルメットだったり目玉焼きだったり。
おっちょこちょいの主人公が虫網をもって
「きいろいのはちょうちょ」なはずでしょ?
とちょうちょを追いかけていくのですが、何度も何度も
似ても似つかない黄色いものをつかまえてびっくりさせます。
そのハズし方が予想を超えてとぼけていて、次はなにかな~
次はなにかな~とワクワクしながらめくっていくと、最後に作者らしい
いたずらなどんでん返しが・・・
子どもたちとお話ししながら、笑いながら楽しめる本だと思います。
是非大人もおさない頃の気持ちに戻って一緒にワクワクしてみてください。

五味太郎さんの絵はいたずら心がいっぱいで、大人も子どもも表情
豊かな人間たちを描いていて、大人も楽しめる作品がたくさんあります。
待合スペースの本棚に置いてある「ことわざ絵本」も実は五味太郎さんの作。
よかったら手にとって五味太郎ワールドを楽しんでみてください。

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